往来物に含まれる「魚字尽し」研究メモ

○その1―往来物「魚字尽し」の一例

 

2 8―嘉永頃『子供節用集』(小泉蔵本)(こどもせつようしゅう)

 

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◆嘉永改正 子供節用集(こどもせつようしゅう)[1233] 【作者】不明。【年代】嘉永(1848〜54)年頃刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。【分類】語彙科。【概要】異称『日用重宝万文字尽』『文字尽』。中本一冊。文化3年(1806)刊『分類早見字尽』の改編・改題本。文化板と同内容だが異板。頭書もほぼ同様で「苗氏づくし」等を載せる。本文を大字・5行・付訓で記す。〔小泉 記〕【所蔵】小泉・東大ほか。【影印・翻刻】「往来物分類集成」R一。

◇『分類早見字尽』(文化板)の改変だが、異板の内容は、2段目本文の1行の字数は、6字→7字に変わるが、行数は同じ5行のまま。単語の区切りが_(ルビ下に朱点)から、 本文文字右下に「●」を書いて示している。字句内容についてはほとんど変更がない。その変更内容は注に記した。

 

28-001

画像(c)Yoshinaga Koizumi

 

〔表紙〕

嘉永/改正 子供節用集 

28-002-02

画像(c)Yoshinaga Koizumi

 

○体裁・特徴

刊本。23分類。語彙科。類別字尽。 2段。本文約7字×5行。魚貝区別。訓有。点右。

 

28-001

嘉永/改正 子供節用集 全……表紙落書き有り(画像28-001参照)

 

28-001(01)

白紙(落書き あり)

 

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28-002(02)

 (魚市場風景図像)28-01画像参照

か●

たこ●

たい

日用重寶万文字盡

にちようてうほうよろづもんじづくし

 かながしら●

さわら●

すゞき

魚之部 うを

はうぼ

かれい

さより●

くじら

鰊鯑

かずのこ●

ぼら

ゑび●

はも

にしん●

まながつを●

 

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本サイトは、往来物に含まれる「魚字尽」の主要なものを、小泉吉永氏のご協力により、小泉吉永氏所蔵及び往来物データベースに含まれる図書館・大学・個人蔵の原文複写画像からMANA(中島満)によりできるだけ忠実に翻刻しネット上で活字に写したものです。類似研究資料がなく、小泉吉永氏や関係者に翻刻内容や注釈内容についての意見交換をするためにネット上にのせたもので、すべて未定稿であり、メモとしてのせているもので、内容は毎日変更があります。このため、内容テキスト及び画像の一部利用、複写、リンクはすべて禁止といたします。

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