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新刊と話題の本(内容詳報)


 

新  刊

森鷗外に関する書物は数えきれないほど出版されてきた。これほど大きい存在はなかった、と言ってもいい。本書は鷗外自身決して語ることはなかったその深い深い悲しみに触れる。その生きた跡を辿り実像に迫る。新しい鷗外像がここにある。

小塩 (おしお たかし)

随想 鷗外

ISBN978-4-7906-0377-1 C0095

定  価 本体1600円+税

体  裁 A5変型判上製・176

20208上旬発売

内  容] 

森鷗外ほどの大きい、まさに彼自身の言う『空車(むなぐるま)』のように巨きな存在は、通常の目では見通せぬ渦を巻いていたものだろう。普通一般の日本人であれば、死に臨んで己れと全自然、全世界との融合融和を念じ、そこに秘かな悲哀を覚えつつ満足するだろう。死に臨んで全世界に対して怒る人はまずいない。これほどの大きな弧を描いて生を完うした人間が、憤怒の情をもって己が死を迎えるとはどうしてか。なにゆえに、それほどに、己れを叱ったのか。鷗外の歩んだ道をたどりながら、その実像と自身は決して語ることのなかった深い深い悲しみに触れる。

目 次

まえがき

『妄想』海を眺める白髪の翁・作品『妄想』・死・自我・師と主・『空車』

津和野から東京へ幼き日と青春時代津和野の幼少年時代・父と母と・切支丹禁制・切支丹の津和野流刑・鷗外の屈折―キリスト教についての沈黙

ドイツ留学ドイツ留学・ライプツィヒ・ドレスデン・ミュンヒェン・ベルリン―留学最後の一年・ナウマン論争の始まり・鷗外文庫の漢訳聖書・寛容・翻訳について

結核死に至る病・肺結核・明治二十五年(三十一歳)の喀血・肺結核による肋膜炎・肋膜炎(胸膜炎)再発・痰・遺言

脚気脚気の系譜・脚気・陸海軍における脚気・鷗外と脚気・脚気と海軍・鷗外の脚気観・科学的調査・腸チフス

恋人エリーゼ・ヴィーゲルト帰国・賀古鶴所宛の手紙・エリーゼの面影・エリーゼについてのデータ二、三・鷗外遺品のモノグラム

あとがき


現代社会における妙見信仰の役割と影響を、フィールドワークを重ねつつ、民俗学的な視点から考え明らかにする!

小村純江(こむらすみえ)/著(神奈川大学日本常民研究所特別研究員)

妙見信仰の民俗学的研究

―日本的展開と現代社会―

ISBN978-4-7906-0371-9 C3039/A5判上製・364

[定   価]本体4500円+税

 

[内    容] 

見信仰は北極星や北斗七星を神格化した信仰であるが、日本の妙見信仰は妙見菩薩に祈る信仰であり、同一の仏神でありながら形を変え、時代に沿った信仰形態を展開してきたといえる。いいかえれば、その通念が固定化され限定された信仰ではなく、時代の代表的な通念に自在に形を変えるという一面を持った信仰であるということができる。

書では、今も地域に伝わる伝承や祭礼・行事等を手掛かりとし、民俗学的な視点でフィールドワークを重ね、現在の生活の中における妙見の位置付けと地域に及ぼす影響から、それぞれの地域の妙見の特徴を探った。そしてそれらの特徴を持つ妙見信仰が、現代社会の中でどのような役割を果たしているのかを明らかにしたものである。

[目    次] はじめに/第一章 日本に伝えられた妙見信仰/第一節 星と人との関わりの軌跡/第二節 妙見信仰の研究略史/第三節 妙見信仰―日本における変遷と分布―/第四節 妙見の像容/第二章 民俗学的視点からみた妙見の代表的な特徴/第一節 先行研究からみた妙見の特性/第二節 先行研究からみた妙見の特性の分析/第三節 南開東地域における妙見の特性/第四節 民俗学的視点からみた妙見の四つの特徴/第三章 妙見信仰と地域社会/第一節 氏神として伝わる妙見―束京都稲城市百村の「妙見尊」行事から―/第二節 祭礼の中に武神として伝わる妙見―千葉県千葉市中央区の千葉神社・寒川神社の妙見の祭礼から―/第三節 大衆文化的妙見の受容―東京都墨田区の柳嶋妙見山法性寺界隈の風俗や文化の中に伝わる様相から―/第四節 変遷をたどり現代に息づく妙見―埼玉県秩父地方に伝わる妙見の祭礼や行事から―/第四章 妙見信仰の現代的意義/第一節 現在地域に伝えられる妙見の役割/第二節 民俗信仰の視点からみた妙見信仰の位置付け/引用・参考資料/参考映像・ホームページ/おわりに 


東京オリンピック、パラリンピック

まであとわずか。

日本の魅力を世界は知りたく求めている。

世界に日本を見せる、和風を魅せる、

今がその時!

平 不二夫 

デザインの目線

和風を魅せる

ISBN978-4-7906-0370-2 C0070

定価 本体1500

A5判・128頁/図版多数入り

 内 容】 縄文時代の火焔型土器から、最先端の科学技術が生み出した装着型サイボーグまで、日本のモノつくり・コトつくりに通底する「和の感覚」とは何か。デザインの目線で解き明かす感性文化論。世界が注目するこの和風を今こそ世界中に広げるその考え方、その方法の拠り所求め、示唆する。

 

もくじ】はじめに 1.日本文化の原点 /感覚に着目する/日本文化とは何か/天災がもたらした歴史/四季と暮らし/火山と活断層がもたらした温泉文化/風呂が生み出した文化/仮名文字への希求/鉄の文化を取り入れて 2.「日本的」といわれるモノ /和魂漢才とは/近世における文化の成熟/江戸時代の文化と現代/日本人の自然観と表現 3.和風の生活感覚と「かたち」 /ナイフ・フォーク・スプーンと割り箸/洋服と和服の対比/西欧の建築と日本の建築/単純な形から生み出されるイメージ/明治神宮内苑と生態学 4.現代につながる日本的感覚と和風 /特殊感覚(五官)と和風/〈視覚〉について/〈聴覚〉について/〈味覚〉について/〈嗅覚〉について/〈平衡感覚〉について/表面感覚(皮膚感覚)と和風・〈触覚〉について・〈圧覚〉について・〈温覚〉について・〈冷覚〉について・〈痛覚〉について/深部感覚(平衡感覚と不可分の共感覚)と和風・〈筋感覚〉について・〈腱感覚〉について・〈関節感覚〉について/臓器感覚、内臓感覚と和風 5.おわりに/発想のきっかけ/時代の転換期の出会い/大阪万博からの刺激 【参考資料】 巻末に添えて


話題の本

この地上に生かされて、多くの美しい魂と出会いよきものを識った喜びと感謝を綴る祈りのエッセイ。戦前・戦中・戦後の苦しい時、そして今の日本を朗らかに生きつないできた自己史=自分史が貴重な時代史となっている。

小塩 (おしお たかし)

ぶどうの木のかげで

―今日の祈り、明日のうた―

ISBN978-4-7906-0367-2 C0095

定価  本体1700

A5変判上製・192

[内  容]

自らの魂を形づくってくれた幼少の頃の思い出、日々の暮らしを彩り生きる糧をくれる木々や花や食べ物たち、その生命あるものたちのありがたさ、さらにこのいのちを日々間違いなく生きるために出会う人への限りない感謝と哀惜、最後に人はなぜ生きるのか、どうしたら全き生を生きていけるのかを考える「ファウスト」のことなど、この地上に生かされて、多くの美しい魂に出会い、よき人よき物を識ったことのよろこびと感謝をつづる今日と明日への祈りのエッセイ集。

 

著書など

『旅人の夜の歌―ゲーテとワイマル』(岩波書店)『ドイツのことばと文化事典』(講談社学術文庫)『「神」の発見―銀文字聖書ものがたり』(教文館)「木々を渡る風」(新潮社1999年日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『ガリラヤ湖畔の人々』(日本基督教団出版局)、『木々との語らい』『人の望みの喜びを』(青娥書房)、訳書にトーマス・マン「ヨセフとその兄弟」

(筑摩書房)「ゲーテ詩集」(講談社)など多数。

 

 

サッカーの起源から、欧州クラブ経営の実態が手に

取るようにわかる!

大山 高(おおやまたかし)(帝京大学経済学部経営学科准教授)

海外のサッカーは

なぜ巨大化したのか

―欧州サッカーの歴史とクラブ経営に学ぶスポーツマネジメント―

ISBN978-4-7906-0362-7 C0034   A5判・240頁   定価 本体2,200

内容観客動員数世界一のドイツ・ブンデスリーガのクラブ経営システムから資産価値欧州1にまで伸し上がったイングランドのマンチェスター・ユナイテッドのグローバル戦略までわかりやすく解説!

 Jリーグが開幕してから25年。たった10クラブでスタートしたJリーグは、現在54クラブの3リーグ体制にまで成長している。W杯の出場常連国となり、世界最高峰の国際試合でプレーしている日本代表選手たちは「海外クラブ所属」が当たり前の時代となってきた。

 本書では、サッカーの起源から欧州五大リーグが急成長した時代背景、クラブ経営システムのノウハウまで平易に解説するとともに、欧州サッカークラブで働いた経験を持ち現在も第一線で活躍している3人のビジネスマンに取材し、欧州のビッグクラブ「マンチェスター・ユナイテッド」のグローバル戦略と最新の「欧州サッカー事情」をリポートする。

 海外サッカーの歴史やクラブ経営に携わるビジネス・パーソンやスポーツビジネスを志す大学生必読の書

 

目次1章 「サッカー」の源流と歴史的背景/2章 近代サッカーの歩みとオリンピックの誕生/3章 ニューメディアの台頭とスポーツのグローバル化/4章 FIFA創設と欧州サッカーの変遷/5章 マンチェスター・ユナイテッドのビジネス戦略/6章 マンUクラブ経営の秘密とアジア戦略/7章 ドイツクラブに学ぶサッカーマネジメント

 

著者略歴帝京大学経済学部経営学科准教授1979年生まれニュージーランド・クライストチャーチの高校を卒業し、2000年に立命館アジア太平洋大学入学。2004年、三洋電機株式会社入社。ブランド戦略ユニットに配属され、自社のスポーツ協賛イベント(プロ野球サンヨーオールスターゲーム)や実業団チーム(ラグビーとバドミントン)の宣伝広報業務に従事。その後、Jリーグ・ヴィッセル神戸で営業部、広報宣伝部を歴任。2009年に経営学修士号(立命館大学)を取得し、2010年より博報堂にてプロサッカービジネスに関わる。2017年、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士課程を修了(スポーツ科学博士)。現職では、ドイツ・ブンデスリーガ「ボルシア・ドルトムント」との学術研究パートナーシップの締結に従事。欧州ビッグクラブと日本の大学がオフィシャルスポンサー契約を結ぶ事例は国内の大学で初となる。専門はスポーツマネジメント。

著書にJリーグが追求する「地域密着型クラブ経営」が未来にもたらすもの』(青娥書房)があるほか、雑誌・Webマガジン(総合スポーツメディア『XICTRY』)などに積極的に取材・執筆している

 

フェイバー・ビレン著/佐藤邦夫訳

好きな色嫌いな色の性格判断テスト

ISBN978-4-7906-0267-5 C0070

定価 本体2300

A5判 192

 

好きな色嫌いな色で、ズバリ判断できる自分と他人の性格!

色彩心理学の世界的権威の一人が解き明かす、あなたの性格を発見するための案内書!

職業や結婚相手や友人を選ぶ前に、好きな色嫌いな色でわかる自分や他人の性格についてよく学んでほしい。12色、132項目の色彩診断テストが、あなたの心の内部を照らしだし、冷静な人間観察眼を育ててくれる

数ある色の好き嫌いで見る性格判断の類書のこれこそ種本!

●もしあなたが赤を好むならば、不誠実な人物になる危険があるのでは?

●もしあなたがオレンジ色を好むならば、無数の友達をつくれる人なのでは?

●もしあなたが黄色を好むならば、知的な探究心で成功者になるのでは?

●もしあなたがグリーンを好むならば、ダイエットの努力に成功できるのでは?

●もしあなたがグリーンもブルーも嫌いなのに、青緑を好むならば、

 連れ合いと離婚裁判に決着をつけてしまいたいと望むのでは?

●もしあなたがブルーを好むならば、性欲が萎縮してしまっているのでは?

●もしあなたがピンクを好むならば、プレッシャーに耐えて頑張れるのでは?

 

 

色のロストワールドへようこそ!

そこは人類の知恵と諧謔と文化の宝庫!

福田邦夫 

忘れられ失われた

奇妙な色を追って T

 

[内  容] 忘れられ失われた奇妙な色たちにはどんな物語があったのか。昔の人の連想や発想や語感、それぞれの時代の流行、趣味、趣向などから生まれた奇妙な色名は、今時の人間にはなかなか理解できないものであるが、その名の生まれた背景に触れれば触れるほど、知れば知るほど不思議な魅力があふれ出てきて、当時の創作者の想像力にはおそれいるばかりである

もくじ奇妙な色の色見本 まえがき/あいすみちゃ(藍墨茶)/いわぬいろ(謂はぬ色)/うつぶしいろ(空五倍子色)/おもいのいろ(思ひの色)/かめのぞき(瓶覗)/きくじん(麹塵)/けんぽういろ(憲法色)/こびちゃ(媚茶)/サムライ(Samurai)/しごくいろ(至極色)/しろころし(白殺し)/すねず・すねずみ(素鼠)/せんさいちゃ(千歳茶)/そがいろ(承和色)/だあか(駄赤)/たんばいろ(胆礬色)/ちぐさいろ(千種色・千草色)/とかげいろ(蜥蜴色)/とまりこん(留紺)/にこみいろ(煮込色)/にせむらさき(似紫)/ぬればいろ(濡羽色) 色名索引

著者紹介1931年京都生まれ。東京教育大学教育学部芸術学科卒業。()日本色彩研究所、()日本色彩社、()日本流行色協会、九州産業大学芸術学部助教授、()日本色彩研究所企画管理室部長を経て、女子美術大学大学院教授を歴任。主な著書に『色の名前はどこからきたか』『ミステリーと色彩』『カラーハーモニー』(青娥書房)、『日本の伝統色』『西洋の伝統色』(読売新聞社)、『色の名前』(主婦と友社)。

 46判/132頁/定価 本体1,300

ISBN978-4-7906-0361-0 C00722018/11


 話題の本 

ありがとうの数が「幸せ」の数です。

「ありがとう」を探してみましょう。

これだけは伝えておきたい、これだけは遺しておきたい、そう願う人たちへ、読みっぱなしで終わらない、自ら作り上げることのできる、手ごろで便利なチャート付エンディングノート。必ずや宝物になるでしょう。

現代の駆け込み寺本寿院住職 三浦尊明 

 ありがとう帖

戒名を自分で考えるチャート付エンディングノート

 

[目    次] はじめに/私に「ありがとう」(私のこと)/私について/ありがとうを綴る/あなたの幸せってなんですか?/三尺の箸/たくさん寄せられる終活相談/終活相談「臨終の件」/終活相談「葬儀の件」/大切な人の連絡先/葬儀でしてほしいこと、してほしくないこと/お墓について/財産について/戒名について/自分で考えた戒名/最後に…、遺された人(子孫)に托すこと/これだけはやっておきたい大切な水子供養/あとがき/過去帳/般若心経

[著者紹介] 1969年、円満院門跡第56世・三浦道明大僧正の三男として生まれる。比叡山高校卒業後、大正大学仏教学部に学ぶ。以来、仏道修行に邁進。「つちぼとけ(土仏)」を通じた仏教活動を全国各地で行っている。また、社会福祉活動にも力を注ぎ、平成18年には東久邇宮祈念記念賞を受賞。ラオスに小学校を建てる活動を行っている。宗教法人本寿院、同円宗院住職。華道・保粋遠州流家元。NPО法人かけこみ相談センター理事長。NPО法人日本投扇興保存振興会理事長。読売・日本テレビ文化センターやNHK学園オープンカレッジ、豊島区民カレッジの講師を務めている。著書に『戒名を自分で付けてもいいですか?』(青娥書房)『つちぼとけのご縁』(本寿院)ほか。

新書判ソフトカバー製・128頁/定価 本体1,000

ISBN978-4-7906-0359-7 C00152018/7

 

 

日本全国の石造仁王像の戸籍簿誕生!

画期的な意欲的な歴史に残る記録集

野幸司

石造仁王像

石造仁王像を目の当たりにしたことがありますか? その前に立ちつくしたことがありますか?日本全国の石造仁王像は673か所、1369体あるといわれる。本書はそのうち665か所、1359体を駆け巡って取材した、類まれな空前絶後の記録集といってよいだろう。石仏ワールドのなかでは、今まで注目されなかった仁王だが、像の前に立てばおのずから、また見れば見るほど、知れば知るほどその背後の広さ深さが秘められていることに驚かされる。この本にはその驚きの魅力がこれでもかとあふれている。石造仁王像の写真とともに、その詳細な解説、全国石造仁王像明細一覧表を付して、日本の石造仁王像の解明を試みる。

 

[目    次] はじめに序章 石造仁王像は国東半島と南九州に集中している/第1章 石造仁王像の楽しみ方/第2章 中世の石造仁王像/第3章 江戸時代・近代の石造仁王像(全国各地の石造仁王像解説)/資料編 近代までの石造仁王像全国数・年代の古い石造仁王像・全国石造仁王像明細・所在地一覧

 

[著者略歴] 東京都文京区出身。昭和24年1月8日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。ユアサ商事株式会社に勤務を経て現在に至る。日本石仏協会会員。埼玉石仏の会理事。いたばし まち博友の会会員

B5判・136頁・写真198枚入り/定価 本体2,500

ISBN978-4-7906-0352-8 C00392018/2


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