まな・まな・じてん| MANA◆MANA◆JITEN
和名・一次名称・俗称別|引用文献・参考文献|引用文中の古書名注|編者凡例
18画
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1801 ―― - |
(46618) サ_ウ。 海魚の一。 |
○和名・和名方言とも不詳。
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1802 ―― - |
(46619) ケイ。 [虫+〔*−魚〕](10-33887)に同じ。 |
○諸橋大漢和の用例解説に『集韻』をひき、[虫+*−魚](虫ヘンのケイ)は、水蟲の名前であり、魚ヘンにも作る、とある。ツクリの「ケイ」は、鳥の名前で[*−魚]周ケイシュウはツバメ、子[*−魚]シケイは、ホトトギス。
○とすれば、ミズスマシのようなミズの虫か。
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1803 ―― - |
(46620)ク_ワ_ン。 人名。通じて[目+*−魚](8-23828)に作る。 |
○『集韻』をひき、鱗*(リンカンと読むのか?)という人名が宋(国の名前か宋という時代の名前か)にあったとある。
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1804 ―― - |
(46621) (一)ク・グ。(二)ク。(三)ク。 (一)(二)(三)魚の名。 |
○邦名 和名・和名方言とも不詳。
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1805 ―― - |
(46622) 音未詳。 婢*はたなご。 |
○邦名 和名・和名方言とも不詳。
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1806 ―― - |
(46623) サ。[〈〔羌−儿〕/魚〉+昔](46575)に同じ。 |
○邦名 和名・和名方言とも不詳。
○参考:[差(エ→魚)](7画)サ、[鮓](5画)サ(す漬けの魚=つけうお)に同じ。
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―― - |
(46624) ロ。 魚の名。 |
○和名・和名方言とも不詳。この字は、「魚」ヘンと「爨」(サン・かまど)と「火」から造字した。
○この「サン=爨」という字は、火の部にあって25画というすさまじき感じだが、漢語林の解字をみると、一番上のカンムリの部分は、甑(こしき)などものを煮炊きする道具を両手で持ち上げるかたちにかたどる。「冖」(ワカンムリ)は、そのかま口をかたどる。「林」以下の部分は、かまどに両手で木をくべるさまにかたどる。つまり、「かしぐ」=飯を「炊く」意味である。そして、この字が、JIS第2水準文字に含まれるというのも、おもしろい。文字選定人が、なぜに、こんな奇天烈なもじをえらんだのか、象形の形の美しさ(左の篆文)から選んだのか、それとも第2水準文字には、こんな複雑な文字もを含んでいることを示さんがためのお遊びごとであったのか、別に調べようとも思わないが、愉快な発見である。
○そのうえ、このサンという字は、国字として「サン」とよませて、飯炊き女をさしたり、食事作り「専業主婦」をさして「おさんどん」あるいは「おさんどんする」という言葉のもとになっている、というのだからおもしろい。MANA字典にも加えておこう。
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