MANAしんぶんのぶらり街道の味探検 にようこそ


東京新聞(連載1〜220回)

味探検 中山道を歩く

日本橋→熊谷


味探検記事一覧から選ぶ街道・エリアから探す料理・味名種類から探す

味の素材名から探す食単随筆

 

1 中山道の旧道歩きと味探検について

 

中山道C あなろびまっぷエリア

 

2 戸田橋→蕨→浦和→大宮→……(蓮田)→行田→熊谷→深谷→本庄

 

エリア

味の種類

 

店名・タイトル 

住所と場所概略

 

味の種類とコメント

 

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(最終探検日)

戸田⇒蕨

未探検地区

 

 

埼玉県さいたま市(浦和)

 

農業体験学習と手作り料理

 

243-147

ファーム・インさぎ山

 

「楽しい芋掘りと収穫祭、野趣あふれる郷土料理」

 

noda,sagiyama

埼玉県さいたま市上野田282。JR浦和駅西口バス乗り場2番さいたま東営業所行き代山下車歩1分。埼玉高速鉄道。浦和美園駅よりタクシーかバス。14年度塾参加家族募集中。諏訪野料理コースは要予約。

電話=048-878-0459。

田舎暮らし体験“かあちゃん塾”。グリーンツーリズム・体験学習は、江戸時代から守られてきた「野田のさぎ山」の豊かな雑木林の自然の中で楽しめる。完全予約制の農家の家庭料理コース「諏訪野」は、完全予約制で自家製の柿渋で塗られたあめ色に塗られたケヤキの囲炉裏の部屋で味わえる。(2001.10.25)

さいたま市浦和元町

 

 

244-149

矢口納豆製造所

「“がんこおやじ”の納豆、豆厳選でさらに頑固に」

yagutinattou

gankooyaji

さいたま市元町1ノ21ノ13。1個から注文配達(埼玉県南部。東京千葉は一部地区可)か宅急便(送料別)。小売はJR浦和駅西口コルソ店か、さいたま新都心駅前スーパーアリーナ・彩の国街道店。電048-886-4067。

昔ながらの藁包み納豆。1個から注文で配達してくれる。今では軽自動車販売が中心だが、自転車で売りに回る納豆売り配達レディーが1人がんばって続けてくれているのがうれしい、と御主人の矢口文雄さん。記事の写真は、おやじからの大切な財産、納豆菌容器をもって昔ながらの木の発酵室で撮らせてもらった。(2001.11.1)

同店のHPはこちら

さいたま市(浦和)原山

 

246-150

和菓子

菓房 はら山

「天然素材が醸す色合い、季節感漂う上品な菓子」

さいたま市原山1ノ3ノ2。JR京浜東北線浦和駅西口1番乗場のバスで「原山」下車。463号越谷街道沿い進行方向右手。営業時間午前9時〜午後7時30分。無休。店舗購入の他電話で宅配購入もできる。電048-887-1388。

 

harayama

wagasi

organic

店主の西田明徳さんのお菓子を作る姿勢は、記事に書いた「野菜や果実の天然の色を使い、出せない色のお菓子は作りません」にズバリ表れている。もともと、日本の料理は、お菓子も含めて、四季折々の食材そのものが持つ色彩形状を生かしてきた。お菓子の「白」という色に、日本の色彩表現の粋な世界があることに気付いた。(2001.11.15)

同店のHPはこちら

さいたま市北浦和

249-152

中華料理店

 

娘娘(にゃんにゃん)

 

「この味にしてこの安さ、文無し時代の恩返し」

 

さいたま市北浦和3ノ5ノ1。JR京浜東北線北浦和駅下車、東口に出て駅前通り本屋の先一つ目の細路地左折すぐ右。営業時間昼午前12時〜午後8時だがネタ切れ次第閉店。カウンター12席。定休火曜。電048-824-6791。

nyannyan,gyouza

●味探検記事Notes

浦和の「十二日市」をなぜ「ジュウニンチマチ」と呼ぶのか―イチとマチの言葉の意味について

実は中学高校以来の愛してやまない店なのである。浦和のサクラソウ通りの出口、中山道角の店は残念ながら閉店していらい、北浦和の店を近くに仕事できたときにこの店によることにしている。僕のメニューはいつも決まっていて、ヤキソバ+餃子2人前+ビール1本である。「チャーメンコーテル??」とかなんとかいう注文の伝え方の発声が独特の響きをもち、ニャンニャンにやってきたのだという気になる。ここの餃子は、別にパリット焼いてあるわけでもないのだが、1度食べると忘れられない味なのだ。このオーダーで、締めて1200円とはいまやワンコイン以上の価値を持つといわねばなるまい。(2001.12.6)
さいたま市下大久保(旧浦和市)

250-153

洋菓子店

 

シュークルダール

 

「名人が作る“砂糖の芸術”Xマスケーキの最高峰」

 

さいたま市下大久保830−3。JR京浜東北線北浦和駅あるいは、埼京線南与野駅下車、埼大通り沿い埼玉大学を越えてすぐ右。

 

○詳細は左記記事参照

フランス菓子づくりの世界では知る人ぞしる熊坂孝明シェフ。NHKの「課外授業ようこそ先輩」に出演、1999年に、出身地宮城県栗原郡金田小学校の生徒たちにケーキづくりを教えた。

40種以上常時揃えるケーキのうち思い出に残る開店以来のフランス時代のコンクール優勝ケーキ「バナーヌ・オ・ショコラ」など三種をいただく。ちょうどクリスマスを前にして、熊坂さんの自慢のクリスマスケーキを用意していただき記事の写真に使った。(2001.12.13)

さいたま市天沼町

248-151

 

イタリア料理

アルピーノすぱげってえ屋さん

 

「チーズが強く香るピザ、カキ汁がうまいパスタ」

さいたま市天沼1−428。JR大宮駅下車。東口6番バスで「堀の内橋」停留所下車。向い洋菓子店角左折300m先の通り渡り左手。営業時間昼午前11時半〜午後2時半。夜5時〜9時。定休水曜。電048-647-2876。全30席 JR京浜東北線東京から大宮の一つ手前に新しくできた「さいたま副都心」駅には、「さいたまアリーナ」が2000年5月街開きが行われ、この周辺は一変した。アリーナには、「ジョンレノン・ミュージアム」や、埼玉県の味と食を楽しめる「彩の国街道」が設けられ、前記矢口納豆も出店している。そして、アリーナの反対側の東口には、フランス料理やシチューの店、結婚式場からギャラリーなど食のアミューズメントエリア「アルピーノ村」がある。紹介したイタリア料理店は、このアルピーノ村の系列スパゲッティー専門店。アルピーノ村からはちょっと離れているので注意。(2001.11.29)

さいたま市高鼻町

(旧大宮市)

 

052-154

せんべい屋さん

 

小林屋

 

「手焼きせんべい母の味、10年かけて見事に継承」

 

さいたま市高鼻町1−66。JR大宮駅東口にでて、氷川神社参道2の鳥居脇。

店先にさりげなく生けられた野草の花に誘われて店内に入った。年代ものの小箱に分けられた、せんべいケース。手作り「岩せんべい」の味を継承する小林たか子さんが、3日に1度店先でむかしながらにせんべいを焼く。氷川神社参道脇の小さなおせんべい屋さんだ。(2001.12.27)

蓮田市

酒造業

253-155

日本酒蔵元

 

神亀酒造

(しんかめしゅぞう)

 

「シュワットしてピリッ、気泡を楽しむにごり酒」

埼玉県蓮田市馬込1978。

アルコール添加を行わない米と水だけで醸造される純米酒メーカーとして全国でも知られる蔵元。その味や香は飲んでみると、強い主張をしていないぶんだけ個性がないかというと、そうではなく、結局、ここの酒にまた戻ってきてしまう。「新亀」「ひこ孫」。蔵内には若い人たちの酒づくりに燃える活気がみなぎっていた。記事は、本物の純米酒蔵元だからこそ可能となったにごり酒にスポットを当てた。オリの上澄みのみを熟成させた発泡スタイルの酒は日本酒の新境地に到達している。(2002.1.10)

行田市

 

255-157

フライの店

 

古沢商店

 

「名物食『フライ』とは、お好み焼きの元祖!?」

 

埼玉県行田市天満5−14。秩父鉄道行田市駅から駅前商店街歩き10分。

 

○詳細は左記記事参照

行田から熊谷にかけてお好み焼き系「フライ」と称する名物郷土食があり、週末になると県外からも、これを食べにやってくる。昔なつかしいおやつの味だ。おからコロッケの亜種?「ゼリーフライ」も人気だ。(2002.1.24)

行田市

 

洋食

食堂

 

254-156

レストラン

 

ラ・セーヌ

 

「熱々シチューに大満足、通って飽きない洋食レストラン」

 

埼玉県行田市小見1265−3。秩父鉄道東行田駅下車、小見交差点角。徒歩10分。

 

○詳細は左記記事参照

シチューやグラタンが大好きだが、意外にも安くておいしい店は少ない。味探検スタート当初この店の馴染み客から丁重な手紙をいただき、その5年後に念願かなってよることができた。家庭的な雰囲気のほっとする店だ。(2002.1.17)

熊谷市

257-158

とんかつ

 

レストランとんふみ

 

「黒豚にもソースにもとこトンこだわって」

 

埼玉県熊谷市新堀781。JR高崎線籠原駅北口駅前銀行の看板の所を入ってすぐ。

 

○詳細は左記記事参照

鹿児島の黒豚系ロッパク種の「彩の国黒豚」はただいま人気上昇中。脂身と赤肉の配合加減がトンカツや生姜焼きにバツグン。トンカツもうまいが、なんといってもここのステーキのような生姜焼きを食べると、豚肉のおいしさを再発見するだろう。二人以上で行って、1人はトンカツ、1人は生姜焼きやステーキで、食べっこすることをすすめたい。(2002.2.7)

埼玉県

熊谷市

 

甘味

お菓子

 

258-159

五家宝製造元

 

紅葉屋本店

 

「職人の技を包みこんだほの甘い銘菓『五家宝』」

埼玉県熊谷市佐谷田3247。購入は熊谷駅構内AZロードや都内県内百貨店菓子売場で買える。

 

○詳細は左記記事参照

五家宝の起源は水戸の「吉原殿中」にありとか、各種説がある。米のお菓子として、蜜ときな粉の香り甘さとサックとした食感が命の五家宝。いくつも店がある中で、ベテラン職人さんの手業のみですべて手作りの作業で製造する店はここぐらいになってしまったという。(2002.2.14)

同店のHP

五家宝の製造方法について(県立民俗文化センター資料)⇒こちら

埼玉県

本庄市

農業

267-166

 

 

 

 

 

有機無農薬農法農園

瀬山農園

「土が命の有機野菜、色・ツヤ・味に自然力」

埼玉県本庄市寿2−7−3。

 

○ここの野菜を食べることのできる近所のレストラン・マジェンタ=本庄市西五十子63番地。

 

○詳細は左記記事参照

 

○瀬山農園HP⇒こちら

有機無農薬農法の実践農園を訪ねた。畑に足を踏み入れたとたんの土のにおいと、ふわっと足首まで潜る感触は生涯忘れないだろう。話には聞いていた、完全の無農薬有機農法家瀬山さんと偶然知り合うことができた幸運もあり、この農場から本庄周辺に育まれた安全な食つくりの生産者、食品加工会社、醸造会社を訪ねてみることにした。はじめて体験する本物の安全良質の食製造現場に驚くことの連続だった。(2002.4.18)

埼玉県

本庄市

 

ソース製造

268-167

 

 

 

 

 

 

 

 

有機無農薬農法原料のソース

 

高橋ソース

 

「全国歩いて素材を厳選、こだわりソースは自信作」

埼玉県本庄市駅南1ノ1ノ19。(電)0120・24・1641。JR高崎線本庄駅南口下車歩約5分。定休土、日曜、祝日。営業時間午前8時〜午後6時。量販店・デパートなど小売店で購入でき、5本以上まとまれば電話注文・宅配も可能(商品代+送料)。 

○高橋ソースHP⇒こちら

食品が安全でなければならないことはいうまでもなく、よい素材選びと製法開発の努力により、調味料としてより、独立した「味」に分類したくなるほどの製品に育っている。ウスターもトンカツソースもまたトマトケチャップもとにかく一度味わってみるとわかるはずだ。本庄市周辺にオーガニックな人々が数多く存在するのか、その理由は、製造者と生産者に消費者の三位一体となった本物の味と安全性を追求してきた歴史が証明しているようだ。

(2002.4.25)

埼玉県

本庄市

 

豆腐

 

269-168

厳選国産大豆原料の豆腐と納豆

 

もぎ豆腐店

 

「とろけるような舌触り、冷やっこで至福のとき」

埼玉県本庄市寿3ノ2ノ21。(電)0495・22・2331。JR高崎線本庄駅北口下車。旧中山道と17号国道が交差する諏訪町交差点国道沿い。本店年末年始除き無休。営業時間午前9時〜後6時。百貨店、自然食品店で購入できる。電話注文宅配あり。

○もぎ豆腐店HP⇒こちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本庄でであったオーがニックな人々、パート3がこの店の社長茂木さんである。とことんこだわりにこだわってできあがったのが「只管(ひたすら)」豆腐で、1丁400グラムで500円する。はじめは、どんなにこだわりをもって作っても、「豆腐には豆腐のねだんちゅうもんがアル」などと頭では考えながら取材に臨んだのだが、この社長の豆腐への熱情と食に対する真摯な取り組む姿勢と食生産者のテツガクを目の当たりにして、その考えは原則論でしかないと、かえって勉強させられた思いがした。「大豆生産者も一緒になって育っていかなけりゃいけない。豆腐のほんとうの価値を判ってもらえるひとを育てていけば、生産者も豆腐の業界もまた成長する」とにかく茂木さんの言動は、豆腐の味が証明してくれる。(2002.5.2)

 

埼玉県

神泉村

 

味噌・しょう油・豆腐

野菜直売など

 

271-169

 

味噌しょう油・豆腐・納豆+懐石

ヤマキ醸造

「水と有機農法が原点、醸造と豆腐食の世界」

 

 

埼玉県児玉郡神泉村下阿久原955。JR高崎線本庄駅南口、八高線丹荘駅下車。鬼石行きバス(1時間1本。40分)で鬼石から歩15分。関越道本庄児玉ICから30分。御用蔵売店年末年始除き無休。営業午前9時〜後5時。宅配可。(電)0274・52・7010

ヤマキ醸造HP⇒こちら

○本庄のオーガニックな人々パート4である。

本庄の土地を、水と空気と人間と言う条件を選び山奥の神泉村に本社工場を移転してまった。同社ヤマキ醸造の木谷社長もまたスジがねいりのオーガニックな人間であった。これまで紹介した4人がみな本庄という土地から発していることの意味を、単に偶然とみたのでは面白くない。

○広くは、本庄市周辺秩父や神泉村群馬県のコンニャクや野菜生産地にまである共通したある要因が存在したことを、後で知ることになる。

○神流川沿いの有機の里づくりを始めた醸造メーカーの選択。月の第1・3週の金・土曜日にのみ本社工場に併設した茶室にてあの川口宗清尼による創作懐石料理が予約制で味わえる。

(2002.5.16)

 

●中山道追補[寄居→長瀞→秩父→三峰口]

 

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